UX SHIGA 03

10/12 第3回 UX SHIGAに参加してきました。前回のオブザベーションをもとに「コンビニに置くゼリーの新パッケージを開発する」という課題を前回同様観察してきました。前回は質問回数があきらかに少なかったので5W1Hを意識しなるべく質問するよう心がけ挑みました。

  

 

(※観察者として得た気づきを書いていくのですが、もしかしたら失礼なことを申していてなんだこいつ、若造の分際でと思われることがあるかもしれないですが、、、これは違うと思われたら否定してください…汗。)

 

振り返りの大切さ

スタート時、ほとんどのチームが最初は席から動かずペルソナを早い段階で書き出していました。

また、主観で見ないように自分から遠いペルソナを選べばいいだろという

考えにとらわれすぎていたように見えました。

ただその中でもE班は一番早くにパネルを見に行っていて前回の振り返りを行っていた。

それに続いてC班はE班を見てパネルを観察しに行動していてこの2班は良い動きをすると

予測していたのですが、後々それがうまく行かせていなかったのがもったいなかったなと感じました。

ただパネルを見ただけになっちゃってたのかなって。

動いていたチームもいましたが、結局前回のオブザベーションで出した改善のヒントや問題を見ないまま

ペルソナを記入していて、前回であぶりだしたコトは一体いつ活用するのだろうと疑問でした。

 

途中で先生が「ゼリーを食べる上で困っている人をペルソナで作らないといけない。

ペルソナをいきなり書き始めてるチームはダメ」と言ったことで各チームがペルソナについて

一度考えを改める態度を取りだしました。パネルを観察するようになりました。

だけど進めていくうちに前回のオブザベーションでプレゼンを行った人が欠席していて

改善のヒントや問題を忘れているチームが何チームかいました。

そして前回でやった問題のあぶり出しをまたやり直している。

これは正直かなりの時間を要する上に論点がずれるかもしれない。

前回何をどう決めたのかちゃんとメモを取って共有したり、

チーム内できちんと懇親会等の場でWSをきちんと振り返る必要性が

こういうところで出てくるなと感じました。

 

観察中、Aチームがあまり席を立っていないことに気づいて観察していたのですが、

どうもサービスを考えるのではなく、モノを改善してしまっていたように思います。

私が観察していて気になったのが、紙の左に前回のオブザベーションで得た問題点を記入した

付箋を貼って、右にその問題点を改善したパッケージの形状のイラストを書いた付箋を

いくつも張り出していた点です。

完全にモノの改善をするという思考に陥っていたように思えました。

確か前回のプレゼンでは心理曲線の落ち込んだ状態から盛り上がり大きいことに着目し、

食品を食べたのに義務感を感じてしまうことが問題だとおっしゃられていたと思います。

それを意識し、作業を見てみると、その問題を出すきっかけとなった事象をまた再度掘り下げてしまって

問題にしちゃってるのかなと感じました。

そして改善のヒントは食べるときの繰り返しの

積み重ねをいかに幸福度につなげるのかということだったと思いますが、

そういうサービスが最終的に考えられていればよかったんじゃないかと思いました。

 

Aチームだけではなく、多班でも改善のヒントが生かしきれていない場面は多々見受けられたので

振り返りをきちんとチーム内で行っておく必要があると思います。

 

■つまずいたら他の観察者の意見を聞く

話は変わってWS中盤あたりで、ペルソナってどう書くのが成功なの?

上手くかけてるチームってどこ?と疑問を持ち始めて分からなくて私は思考停止しかけていたんですが、

他の観察者たちの意見を聞く事で救われたことがありました。

どうしても途中であまり観察できてないチームと出来ているチームでムラが出てしまっていた。

なので、私と違うチームを観察してそうな子に「どのチームが良いと思う?」って聞いてみた。

その後に偶然にも同じ話題がもう一人の観察者からもでて一致して良いと言っていたのは

Bチームということでした。

そこからBチームを観察していくと、どうもチーム内で

具体的な経験を話し共感しながら物事を進めているのが分かりペルソナ選定後の9コマシナリオも

ちゃんと経緯があって話に結び付きがあった。主観で決めていない。

ここはどうも成功しそうということでようやくBを基準に他チームと比較できた気がします。

比較してみても上手く行っていないチームはどういう経緯でペルソナを書いたのか

聞いても主観が多かったように思いました。

 

 

■一歩引いて考える

終盤になってくると浅野先生から大きい注意を受けるチームも出てきましたが、

そこで粘るチームと諦めてしまったチームなんかも出てきました。

粘っていたチームは先生に言われたことを咀嚼し何がいけないのか考え、行動していました。

その結果なんとかプレゼンでは改善しておりました。

一方諦めたチームは考えることを放棄していたように思えました。チーム全体が意気消沈して

その雰囲気を打開することができず…。

そういう時にこそ一歩引いて見て、自分たちのやっている作業がどういう価値があるのか見直すべきなのかもしれないと感じました。

Dチームが主婦から共働きにペルソナを設定すればよいのかもと他チームの問いから

気づきを得たように全部変更しなくても何か改善するヒントはあったかもしれない。

 

 

■今回の反省・次回の目標

前回の目標は、

 
1.ブログの振り返りを早く行う習慣をつける
2.物事を細かく見て、質問を繰り返し行う事で事象の原因を突き止めるよう心がける

 

ですが、あまり出来てなくてほぼ駄目だったと感じています。

 

2に関しては特にモヤモヤが残っていて、

少しだけ質問することは多くなったと思いますが、やはりもっと質問回数を増やし、

仮説や問いを持たないと駄目だと感じました。

最近よく言われるのですが、私は目的意識を持たずどういう結果が得たくて観察しているのか、

またゴールを想像することせず闇雲に動いてしまうところがあります。

手を動かさない=思考停止だという話を先生に伺いましたが「まさにこれ自分なのでは…?」と

思いました。

WS中盤あたりで、ペルソナってどう書くのが成功なの?と思った時若干、動きが止まっていて思考停止していたように思います。口も手も止まる。

そういう時こそ自分の言葉でちゃんと仮説・問いを立て人に伝えることをやっていきたいと思います。

分からないことは分からないと素直に聞きにいく。

 

今回のオブザベーションを通してですが、

何やらつかんだようなやり残しが残ったような悔しいといった複雑な心境です。

 

次回は前回の1.2.3+

■目的意識を持ちゴールを想像する。

■仮説や問いを自分の言葉で人に伝える。

■分からないことはわからないと人に聞きにいく。

 

を意識していきたいと思います。

次回もよろしくお願いいたします。